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2025/01/01
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今回は、税理士資格の取得を支援している事務所の特徴や、具体的な見つけ方について紹介します。
税理士試験の勉強をしながら働く場合、税理士試験受験への支援が整っている事務所を選ぶことが重要です。税理士法人・事務所の代表によっては税理士試験勉強支援に積極的でないケースもあるので注意しましょう。「なぜ支援をしない事務所があるのか?」についても解説するので、ぜひ最後までお読みください。
税理士試験に合格しないと一人前の税理士にはなれません。1年でも早く税理士になるには、理解ある事務所で実務経験を積むことが大切です。「こんなはずじゃなかった」という事態を避けるためにも、事前のリサーチを綿密に行いましょう。
こちらの記事を読めば、応募段階で「税理士試験勉強を支援してくれる事務所かどうか」をある程度見分けられます。
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税理士の資格取得を支援している事務所の特徴
税理士の資格取得を支援している事務所の特徴は以下の通りです。
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Webサイトにはっきり書いてある
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スタッフに科目合格者がいる
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規模が比較的大きい
Webサイトにはっきり書いてある
Webサイトを確認すると、支援制度について説明している事務所もあるので、募集要項はよく確認しましょう。スタッフの税理士資格取得に対する考え方は、募集要項や事務所概要などを見ればある程度分かります。
試験休暇の有無やその他の支援制度の具体的な内容について、はっきり記載があれば安心です。中には、勉強スペースを設けている事務所もあります。また、試験休暇中の給与、業務サポートについて書かれていると、さらに信頼性が高いといえるでしょう。
スタッフに科目合格者がいる
スタッフに科目合格者が在籍しているかどうかも確認しましょう。科目合格者は、いわば「現役受験生」です。つまり、現役受験生のうちから働ける事務所であることがわかります。Webサイトに書いているケースもありますが、不明な場合は税理士事務所・法人の説明会の際にぜひ質問して確かめましょう。
事務所の規模が大きい
そもそも人手が足りないと、税理士試験の支援が難しい場合もあります。そのため、税理士事務所の場合、所長1人もしくは所長+スタッフ数名のため余裕がなく、人材育成に目が向かない場合もあるでしょう。
規模が大きいと、優秀な先輩も多く、人手が足りており、業務過多になりにくいので、残業時間も長すぎない傾向があります。おすすめは30名以上の税理士事務所です。求人を調べる際は、最低でも10名以上の税理士事務所を探すようにしましょう。
ただし、小規模な事務所であっても所長の考え方次第で方針が大きく異なり、支援が充実しているケースもあります。まずは試験勉強への理解があるかをWebサイトや面接などで確認しましょう。
税理士の資格取得を支援している事務所はどうやって見つける?
税理士試験勉強を支援している事務所を見つける方法は以下の通りです。
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Web検索する
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資格試験予備校などが開催する説明会に参加する
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転職エージェントに聞く
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知人に聞く
Web検索する
「税理士事務所 試験休暇」などで検索すると、スタッフの税理士試験受験支援制度を充実させている事務所のWebサイトが見つかります。できる限り、きめ細かく情報が記載されている事務所をチェックしましょう。
資格試験予備校などが開催する説明会に参加する
説明会に参加するメリットは、担当者と直接話せることです。TACや大原などの資格試験予備校や、マイナビなどの情報サービス会社が行う説明会にぜひ参加してみましょう。所長などの幹部や人事担当者と面談できる可能性もあり、より正確で詳細な情報を得られます。
担当者には、単刀直入に「今後も税理士試験を受験するので、支援制度について教えて欲しい」と聞いても大丈夫です。ついでにスタッフに科目合格者がいるかどうかも確認してみましょう。
転職エージェントに聞く
転職エージェントは仲介役で中立な立場なので、突っ込んだ話も可能です。税理士・会計士をはじめとした、会計専門職に特化した転職エージェントに話を聞きましょう。担当者と面談し「税理士試験支援制度がある事務所」を希望すれば、条件に合う事務所を紹介してくれるのでとても便利です。
知人に聞く
税理士試験仲間や大学の先輩などで、税理士業界で働いている人がいればぜひ話をしてみましょう。気心の知れた中であれば、本音が聞けるので参考になるはずです。ぜひ業界のリアルな話を聞き出しましょう。
税理士の資格取得支援に後ろ向きな事務所があるのはなぜ?
税理士試験勉強に後ろ向きな事務所がある理由は以下の通りです。
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スタッフの人員が足りない
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スタッフに独立されるのが嫌
スタッフの人員が足りない
スタッフの人数と業務量が合わない場合、試験勉強を支援する余裕が生まれません。人手が足りない小規模な事務所にありがちで、定時帰宅・試験休暇ができないことも多々あります。もちろん、小規模でも業務を工夫し、配慮をしてくれる事務所も多いです。あくまでも傾向として理解しておきましょう。
スタッフに独立されるのが嫌
一般的に税理士は、資格取得後に独立しやすい職業であり、「独立されると競合が増えて顧客を取られてしまう」と考える開業税理士(所長)もいます。そのため、試験休暇などの支援制度を整備しない場合もあるのです。
税理士試験勉強を支援する事務所は増えている
最近では、税理士法人制度ができたことにより、複数の税理士が所属し、事務所が組織的に業務を行うことも一般化してきました。現状は税理士事務所であっても、将来の法人化を見据え、積極的に支援制度を取り入れる事務所も増えています。
資格取得支援制度のある税理士事務所-まとめ
今回は税理士の資格取得を支援している事務所の特徴について解説しました。Webで調べてみると、税理士試験勉強の支援制度を設けている事務所は意外と見つかります。また、科目合格者のスタッフがすでに在籍している場合もあります。ぜひそういった点に注目して、求人を探してみてください。
支援に後ろ向きな事務所の事情もさまざまですが、小規模でも「人を育てる」という気概がある事務所も存在します。支援に前向きな事務所が増えてきているので、ぜひご自身のキャリアプランに合った事務所を選んでみてください。
城之内 楊
株式会社ミツカル代表取締役社長