2024/08/05
INDEX
インタビュー
まとめ
今回は、名古屋で80名以上の規模を有するSMC税理士法人代表社員、西川正起先生に会社の特徴・魅力について話してもらいました。
- SMC税理士法人は、元々岐阜県多治見市出身の小さな事務所から成長。
- 業界平均の4.6名を大きく上回る、80名以上の社員が在籍。
- 事務所の平均年齢は30代前半。ITリテラシーのある方を重視して採用。
- 主なミッションは、お客様の成功を追求し、100年企業を目指すこと。
- 1年間で約200~300社増加し、約2,000社の顧問先を持つ。
- 社員の平均売上は1000万円。
- 社員の教育は、初期のOJT中心から研修チームの設立を予定。
- 活躍する社員の特徴は、サラリーマン的でなく、お客様をよくしたい想いが強い方。
- 今後の目標は10年で売上30億、利益3億。規模は200人を見据えている。
- 今後は、IT活用を更に強化し、マネー・フォワードなどのツールの導入を進める予定。
目次
ご事務所の概要を教えていただけますか?
はい、私たちの事務所は現在、85人から90人
ぐらいの大きさです。
最初は岐阜県の多治見という田舎で、30人規模からスタートしました。
しかし、人の採用や売上の増加に伴い、名古屋に本店機能を持つ場所に移転しました。
90人規模になったのは、ここ数年のことです。
売り上げが増えてきたり、採用も順調に進んでいます。
もちろん退職者もいますが、全体としてはうまくいっていると感じます。
事務所の平均的な年齢はどれぐらいですか?
平均年齢は30代前半ぐらいです。
私たちの考えとしては、単に会計税務ができる人よりも、パソコンのスキルが高く、税務会計もできる人を重視しています。
できれば、IT会社のような背景を持つ方に参加していただきたいと思っています。
新卒者も中途採用も受け入れていますが、中途採用の場合は人事部が厳しく選考を行っています。
特に、ITスキルが高い方は求められており、40代や50代の方での採用は難しい面もあります。
しかし、IT系のスキルを活かしたい中途社員の方は、ぜひとも当事務所に来ていただきたいと思っています。
・会計税務だけでなく、PCスキルも保有している人が求められている
ご事務所が最も大事にしているコアのミッションやビジョンは何ですか?
私たちのコアな考えは、100年企業を目指すことです。
特に、若い経営者の間でIT企業のバイアウトが流行っている中、私たちは一つの企業を長く続けていただくこと、そしてしっかりと利益を出し、納税し、融資を受けてさらに成長するという循環を大切にしています。
この考えは、私たちの日常の活動にも深く影響しています。
また、100年企業を目指すということは、単に税務会計だけではなく、多岐にわたるサービスの提供が必要となります。
実際、私たちのグループには多数のサービスラインナップが存在しており、それらの名前や詳細に関して正確に答えられる社員は少ないと思いますね。
それぞれの社員がお客様のニーズに対して柔軟に対応し、最高のサービスを提供しているからこその結果かなと。
最終的には、ITに強い会社で、会計のサービスも提供できるような立ち位置を目指しています。
・税務会計だけでなく、お客様に合わせて柔軟に対応したサービスを提供すること
事務所のクライアントや社員の担当件数/売上
顧問先のクライアントの数はどれくらいですか?
正確な数をお伝えするのは難しいのですが、個人法人を合わせて2,000社近くが顧問先やクライアントとして存在します。
もちろん、増えたり減ったりする動きはありますが、継続しているクライアントの割合は約96~97%と非常に高いです。
税理士業界の平均で見ると、年間で11から13社増加する事務所が「増えている事務所」とされる中、私たちの事務所は毎年200から300社増加しています。
これは、事務所の強みや提供するサービスの魅力が大きな理由として挙げられます。
そして、これからも、ITツールやRPAを駆使して、一人当たりの生産性をさらに高めることを目指しています。
社員の担当件数や担当売上の平均はどれくらいですか?
社員一人当たりの担当売上の平均は、1000万円となっています。
名古屋の事務所で、この数字は相続なども含めてさらに上がることがあります。
私たちは給料を上げるためにも、より高い売上を目指しています。
事務所の教育体制や内容、そして今後の教育方針について教えてください。
従来、私たちはOJT(On the Job Training)中心の教育を行っていました。
新入社員は2週間の研修を受けた後、実務に入るといった流れです。
しかし、最近では若い社員が多くなり、彼らが更に新しい社員を教育するという流れになると、教育の質や成長速度が変わってしまう傾向がありました。
これに対応するため、4月から研修チームを設置し、ベテランのメンバーとサポート役が新入社員をしっかりと教育する方針をとっています。
研修は1ヶ月間、徹底的に行われ、会計の基礎をしっかりと学びます。
外部の専門家やツールの提供者との連携も強化し、実際の業務は4ヶ月目から開始する予定です。
私たちは、3ヶ月間の教育投資をしっかりと行い、その後の実務でその成果を回収したいと考えています。
新卒だけでなく、中途採用の方に対しても、我々が積極的に使用しているITツールの使い方や事務所の特色を1ヶ月かけてしっかりと学んでもらうカリキュラムを設けています。
・中途入社の社員についてもITツールの使い方や事務所の特色などを一ヶ月かけて教育
事務所で活躍されている方の共通点や特徴はありますか?
活躍している方々の共通点としては、単にサラリーマン的なタイプではない
ことが挙げられます。
もちろん、最初は給料を稼ぐことをメインに考える人も多いのですが、特に活躍している方は「お客様をよくしたい」という思いが強いです。
事務所の代表も、お客様を中心に考え、それを元にサービスを提供しているので、この思考はとても重要です。
ただ仕事をこなすのではなく、お客様の成功を願い、それに向けて努力する姿勢が求められます。
特に、土日は休みとなっている当事務所ですが、お客様は休日も勉強したり働いたりしています。
そのため、事務所の社員も「社長の右腕になりたい」という気持ちがあれば、自ら勉強や研究をすることが重要です。
現代、給料が上がらないという声も多い中、学び続けることで他者との差をつけ、自らの価値を上げていくことができます。
当然、全ての社員がこのような熱意を持って働くわけではありません。
熱心に取り組む社員もいれば、ライフワークバランスを重視する社員もいます。
私たちは、どちらのタイプの社員も尊重しています。
しかし、熱心に取り組む社員には、さらなるステージでの成功を求めて、より良い環境や機会を提供したいと考えています。
このように、事務所の中では、お客様の成功を追求する姿勢や、自らの成長を求める熱意が、活躍する社員の共通の特徴として挙げられます。
・ライフワークバランスを重視する社員も事務所は尊重
これからのグループとしての未来や目標、規模感、さらなる展開予定について教えてください。
現在の売上は8億超で、営業利益は約1億となっています。
他の事務所と比較すると、当事務所は会計事務所の中では高い利益率かなと思っています。
そして将来的には、10年後に売上30億、利益3億が目標です。
さらに、200人規模の事務所としての展開も視野に入れています。
また、私たちは、様々なITツールを用いて売り上げを伸ばしていきたいと考えています。
現在、様々なシステムやツールが市場に出回っている中で、まだまだその全てを使いこなせていないと。
だから、私たちはこれらのツールを効果的に使用し、提案力を更に向上させたいと考えています。
特に、ITのスキルを持った方や、その評価をより高く求めている方にとって、当事務所は最高のステージになるのではないかと。
私たちの思いや方針に共感していただける方は、是非とも事務所への参加を検討していただきたいと思います。
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城之内 楊
株式会社ミツカル代表取締役社長