【株式会社日立製作所】 【優良事務所インタビュー】数々の困難を乗り越えてきた30年の歴史を持つ芦田合同会計事務所の革新的な取り組みとは？

インタビューのまとめ

• 丹波篠山を拠点にスタートし、30年の歴史がある。後継者問題など数々の壁を乗り越え今に至る。
• 代表の波乱の経歴: 売上の大幅減少、11名の退職。外部の力を借りての事務所再建。
• 経営方針: 「丸投げ経営」。独立を目指す者へのサポート。一国一城の主制度の導入。
• 従業員の特性: 平均年齢43歳。経験豊富な幹部層と新卒の採用による組織の活性化。
• サービス特化: 医療業界に強く、特に医師や歯科医師へのサポート。
• 事務所の文化: コミュニケーション重視、人間関係の深化。従業員同士の助け合い。
• 求める人材: 上昇志向を持ち、共に成長していく意志を持つ人。

創業時の挑戦や思いについて教えてください。

兵庫県の丹波篠山でのスタートから、現在に至るまでの30年、芦田会計の道のりは決して平坦ではありませんでした。
当初は創業者の先生のもとで学び、その後、後継者がいない中で先生から「この事務所を引き継ぐ意思は？」と大きな役割を託されました。
初めての経営で多くのことを知らない中、事務所を引き継ぐ際には多くのベテランスタッフが去ってしまったりと、さまざまな試練が続出しました。
しかしその度に、現在の幹部やスタッフたちの支えがあり、乗り越えてきました。
特に、医療業界へのサービス提供は新たな挑戦の一つでした。
知識や経験がない中でのスタートでしたが、その試練も今の私たちの強みとなっています。
家族やスタッフからの絶えず変わらないサポートのおかげで、私たちは大きく成長できました。
今振り返っても、その時の手応えや経験が現在の芦田会計を支えていると感じています。

波乱万丈な経歴があると伺いましたが経歴について教えていただけますか？

私は数々の試練を経験し、多くの人から学び、そして今日の芦田合同会計事務所の代表として経営を続けられています。
特に、先ほども述べた事務所が困難な状況に直面した時、スタッフの11名が退職し、売上が半分になるというピンチを迎えた時、その時の私は、何が起こったのかさえ分からず、精神的にも非常に厳しい日々を送りました。
しかし、その後の挑戦が私を成長させ、現在の芦田合同会計事務所の礎を築くきっかけとなりました。
私は多くの人に支えられ、特に船井総研さんなどの外部の力を借りて、事務所の再建を進めました。
その過程で、私は自分自身の攻撃的な性格や考え方を変え、共に頑張ることの大切さに気づきました。
家族やスタッフ、ライバル事務所との関係を大切にし、自分を支えてくれる人々の存在を改めて認識しました。
特に、以前の私はネガティブな出来事や失敗を自分を守るために忘れる傾向がありましたが、その考え方を変え、すべての経験を成長の糧として受け入れるようになりました。
その経験から良いことも悪いことも、すべてが私たちを成長させる機会であり、それを理解することが大切だと学びました。
今の私があるのは、過去の困難や挑戦、そして多くの人々の支えがあったからこそです。

経営において意識していることを教えてください。

経営は常に不安の連続で、成果が上がっていても、何かと心配事が尽きません。
私も過去に、日々の業務に追われ、週末や祝日も心の中は不安でいっぱいでした。
しかし、その中で私が最も大切にしているのは、家族や愛犬との時間です。
そうした日常の小さな幸せが、経営の不安を和らげ、新たな視点や考え方をもたらしてくれます。
私たち経営者は、日々の業務や結果に囚われがちですが、それだけが全てではありません。
経営者として大切なのは、数字や成果だけでなく、周囲の人々との関係性を築くことだと考えています。
私たちの事務所には、自立型の社員が多く、それぞれが得意分野を持ち、その力を最大限に発揮しています。
彼らは、私が指示を出すことなく、自らの意志で業務を進め、結果を出してくれます。
結果的に、事務所全体の数字や成果は向上していますが、それは私一人の力ではなく、全てのスタッフや関係者の力が集まった結果です。
経営者として大切なのは、結果や数字だけでなく、人との関係や絆を深めることだと感じています。

従業員の平均年齢を教えてください。

当事務所の従業員の平均年齢は、43歳です。
業界全体としてみると、専門家やキャリアの長い方が多く在籍しています。
現在の当社の人員構成は、ワイングラス型で、経験豊富な幹部層が多く、その下の世代が少なめです。
しかし、来年4月から新卒の方を迎える予定で、これにより平均年齢は徐々に下がっていくと思います。
同時に中間の年齢層もしっかりと補完したいと考えており、そうすることで組織全体の力をより一層高めていく予定です。

芦田合同会計の経営方針について教えてください。

当事務所の経営方針は「丸投げ経営」です。
独立を目指す方々が感じる多くの悩みや課題、例えば借金や採用、経理、営業など、多岐にわたる事務の負担を私たちがサポートします。
この経営方針の元、独立を望む人たちは事務所の中で、まるで自分が独立しているかのように、青天井の収入を目指して活動することができます。
これを「一国一城の主制度」と称しており、税理士資格の有無にかかわらず、その能力を最大限に活かして、事務所の中で独立のような活動をしていただくのが特徴です。
この制度は、従業員が自分の自由と意志で、自分の目標や方針に基づき動けるようにと考えて、設計しました。
従って、私たちの事務所では、上からの指示に従って動くというよりも、各人が自らの意志で行動を起こすことが求められています。
これにより、従業員は真の意味での「自由」と「自立」を感じることができます。

新入社員に向けた研修について教えてください。

当事務所では、役員や経験豊富な社員が中心となり、新入社員への研修を行っています。
特に、女性役員が多いことも特徴で、彼女たちが新入社員のケアや指導をしっかり行っています。
新入社員が安心して成長できるよう、役員がそれぞれの新入社員に合わせたオリジナルの研修を考えています。
重要なのは、新入社員が事務所の文化や環境に馴染めるよう、人間関係の構築やコミュニケーションについても研修内容に組み込まれている点です。
特に、所長や上司との良好な関係が維持されるよう、そのサポートも行われています。
私たちは、辞職の多くの原因が人間関係、特に上司との関係にあると考えており、その点を特に重視して研修を行っています。

ご事務所が特化しているサービスについて教えてください。

芦田先生の時代から、我々は医療業界、特にお医者様を中心にサービスを提供してきました。
現在でも、お医者様を対象としたサービスは約300件を手掛けており、最近では歯科の領域にも力を入れております。
歯科に関しては、最初は6件でしたが、現在は30件近くまで増加しています。
新規開業のサポートも特色としており、開業時の融資や採用、開業支援といった「ブルーオーシャン」の領域でのサポートも行っています。
また、事業承継や税金対策といった領域も得意としており、特に高齢化が進む日本での医療・介護福祉分野の重要性を理解し、対応しています。
さらに、労務問題や人間関係のトラブルにも対応しており、社労士法人との連携を強化して、事務所の総合力を高めています。
新たに加わったローンの領域では、インターンとして2名の新しいメンバーが参加し、その存在だけで事務所の雰囲気や活気が向上してきましたね。
このようなサービス展開により、ただのテクニックや営業手法だけでなく、人間力や人材の力を最大限に活用し、事務所全体を活性化させるアプローチを取っております。

ご事務所のあり方について教えてください。

私たちの事務所では、人間関係やコミュニケーションの大切さを重視しています。
例えば、近くの家に住んでいる従業員が終業後に事務所に戻ってくることがあります。
ただ帰るのではなく、わざと新人の方の近くを通り、お互いのコミュニケーションを図ることを大切にしています。
多くのサラリーマンが月曜日の出勤を嫌がる中、私たちの事務所では逆に月曜日を楽しみにしています。
上司とのコミュニケーション、日常の些細な声掛け、お互いの興味を共有すること、それらが事務所の雰囲気を良くしています。
また、大きな組織になればなるほど、従業員同士のコミュニケーションが減少する傾向がありますが、私たちの事務所ではそれを避けるために積極的な声掛けやコミュニケーションを心掛けています。
私たちの信念は、「人はロボットではない」です。
マニュアルに頼り過ぎず、人としての関わりを大切にしています。

伸びる社員の特徴について教えてください。

伸びる社員の大きな特徴は「自立性」と「素直さ」です。
外からの指示に頼るのではなく、自分自身の考えや意見を持って行動することが大切です。
しかし、同時に自分の考えを強く持ち過ぎて、他人の意見やフィードバックを受け入れられない人は、成長が遅くなる傾向があります。
素直な人は、他人の意見やアドバイスを受け入れ、それを自分の行動や考えに活かすことができるため、成長速度が速いです。
明るさも伸びる社員の特徴の一つです。
明るい人は、周りの雰囲気を良くするだけでなく、自身もポジティブな気持ちで仕事に取り組むことができます。
また、問題や困難に直面した時に、それを内に溜め込まず、相談したり、話し合ったりすることも大切です。
溜め込むことでストレスがたまり、結果として成長が妨げられることがあります。
事務所の中でのコミュニケーションや相談の環境が整っていれば、社員は自然と成長していくことができます。
環境も社員の成長に大きく影響します。
良い環境の中であれば、自然と社員もその良さを取り入れ、成長していくことができます。
逆に、環境が良くなければ、社員もその影響を受けてしまいます。
総合的に言えば、伸びる社員は自立しており、素直で、周りの環境や人々から良い影響を受けることができる人物と言えるでしょう。

芦田合同会計事務所が求める人物像について教えてください。

芦田合同会計事務所は、上昇志向を持ち、共に幸せを追求したいという強い意志を持つ人を求めています。
具体的には、自分に限界を設けず、新しい可能性を求めて、共にその可能性を広げる人を望んでいます。
当事務所の雰囲気は一見、上品で穏やかに感じるかもしれませんが、実際には数字を追求する肉食な側面もあります。
しかし、その中で働くスタッフは家族のような暖かさを持ち、助け合いながら目標に向かっています。
私たちは、自分自身を高め、事務所とともに成長していきたいと願う人を待っています。
特に、自分の考えや意見をしっかり持ち、それを行動に移すことができる人、そして自分の人生の方向性を明確に持っている人は大歓迎です！
加えて、自分の中の潜在的な能力や思いを放出し、それを事務所で発揮できる環境がここにはあります。
環境が与えられても、その中で最大限に活躍するのは個人の意志や努力にかかっています。
総じて、当事務所は自分の持つポテンシャルを最大限に発揮したいと考える人を求めており、そういった方々には最高の環境を提供していると自負しています。

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