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【税理士法人UNNAMEDSERVICE】 経営者のコーチングサービスで圧倒的継続率と利益を叩き出す

2024/07/24

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summary

インタビュー
まとめ

税理士業界を盛り上げるために、株式会社ミツカルでは日本で優良な税理士事務所・法人のPRを目的としたインタビューを実施しております。 今回は、税理士法人UNNAMEDSERVICE 三輪 典行 先生に会社の特徴・魅力について話してもらいました。


【インタビューまとめ】
  • 経営者に喜んでもらえる「名前のない仕事」がUNNAMEDSERVICEの由来。
  • 経営者から期待されて信頼されて成長し、価値を返すことが真理。
  • 継続率90%以上の経営者向けコーチングを実施。
  • 実務家の幸せは経営者や経営者の成長進化を通じて、組織が豊かになっていくこと。
  • 顧問先企業の成長をともに喜べる人が活躍している。
  • AIにできない部分で経営者を支える。
  • 保育園経営も検討中。

「UNNAMEDSERVICE」の由来

元々企業再生の現場で仕事をしていました。企業再生の仕事とは、銀行にお金を返せないという会社に対して、どうやってV字回復してもらえるかというところで支援する業務です。 本当に何でもしなくてはいけない仕事でした。経営者のメンタルケアから、経営者と実行部隊長の橋渡し、金融機関に対して会社に眠っている潜在能力を言語化・数値化して伝えることまでしていました。毎年経営改善計画を作成し、半期に1回更新のたびに進捗管理等の報告と今考えている施策、それによる交渉なども行っていました。 そんな中で返済のリスケジュール中に新規融資を獲得し、ふと自分がやっている仕事は何なんだろうと考えたのです。税務でもなければ財務でもない。名前が付けられないな、と。 その後、再生できた企業の社長に「よかったですね。これで未来が見えますね」と電話をした時に、その社長がとても喜んでくださいました。それが自分のやっている名前のないサービスの形なんだなと思ったのです。そこで自分が独立した際にはUNNAMEDSERVICEという名前をつけようと決めました。

代表の経歴について

24歳の時に税理士を志し、25歳で大原の講師に誘われ3年間講師をし、29歳から実務に携わっていました。地域に根差した税理士事務所を経験した後、青山のファンド向け税理士法人にヘッドハンティングされてデューデリなどを担当。その後、経営支援型の税理士法人に入職し働いていました。 これだけ色々と経験してきましたが、自分が本当にやりたいことが見つからなかったので、自分で作るしかないと思い独立した形です。 実務家の幸せは、良いクライアントとの出会いでしか生まれないと思っています。 先程の企業再生の話でも、若い自分を信じてくれて、仕事を任せてくれたわけです。信じてくれたおかげで、29歳という若さで銀行交渉の経験を積むことができました。期待や信頼に応えようとすることで、はじめて自分の限界を超えると思っています。 反対に、嫌いなお客様や実務家をアウトソーサーとしてでしか考えていない方に対しては、100%以上の力は出せませんよね。シンプルに言えば、好きな人のためでなかったら頑張れない。 ですから実務家の幸せは、その人にとっての良いクライアントさんとの出会いだと思うのです。その人に期待されて信頼されて成長し、価値を返すというのが中小企業と実務家との関係の真理だと思っています。

サービスラインナップと代表の想いについて

通常の税務顧問、スポットで資金調達、事業承継や組織再編、M&Aなどを行っています。 さらにUNNAMEDSERVICEの特徴は、会社の未来を通して経営者個人の幸せや豊かさを考えたコーチングを行っていることでしょう。俗に言うパーパスと戦略と財務といったコーチングの時間をとっています。 経営者も一個人ですよね。悩みもするし分からないこともある。なのに経営者は、自分が優秀でなければいけないというストレスを感じ続けているのです。ですからUNNAMEDSERVICEでは、まず経営者個人の成長や人生というものを考える時間を作っています。 経営者が幸せであったり前向きであったりすると利益インパクトも違います。現実を見て売上や利益が変わってきますから。 組織のあり方はずっと真価を問われている、と言われていますよね。管理と労働の区別は、フレデリック・テイラーが作ったとても強い概念です。経営者は経営の、現場担当者は現場でのプロになりましょうという考え方です。 しかし新型コロナウイルス感染症やウクライナでの戦争など、これだけ不透明で不確実な激動の時代に、経営者1人だけで対処できなくなってきています。本来なら経営者はいろんな現場の意見も吸い上げて、目指している未来に対しての判断をする役割のはずなのに、全部を自分1人で考えなければならないと抱え込んでしまっていることが多いように思います。そんな経営者を経営者から1人の人間に戻してあげたい。ですからUNNAMEDSERVICEでは来社型にして、社長に足を運んでもらいます。また来るだけの価値ある時間だと思っています。 未来にどのような組織でありたいですか、どんな映像が浮かびますか、そのために自分が今最も意味があると思うアクションは何ですかと問いかけ、一緒に考えてもらいます。ありがたいことにコーチングの契約継続率は90%以上です。

実務家の幸せとは

実務家の幸せは、経営者や経営者の成長進化を通じて、組織が豊かになっていくことを見ることだと思います。逆に言えば、赤字の決算書を見るのがすごく辛い。再生現場の時も、赤字の申告書を作る時は自分の無力感を感じています。やはり一緒に喜びを分かち合えるのがこの仕事の醍醐味ですよね。 たとえば交際費の入力をしていても、「金額が大きい」「こんなところでご飯を食べているんだなあ」ではなく、何月何日にこのお店で接待していると分かれば、社長がどういった営業活動をしていて、どういう疲労度になっているかが分かるはずなんです。もちろん売上につながる出会いもありますが、本当にその時間は有意義に使えたのかを考えますよね。 たとえば美容院をお客様にしたいなら、シャンプー屋さんを押さえるんです。シャンプー会社をクライアントさんやパートナーさんにすれば、当然、美容院さんとつながれるわけですよね。こういったところに経営者の方が気づいていないこともあります。そこでUNNAMEDSERVICEでは、戦略の基本についての研修を備えています。 UNNAMEDSERVICEは、中小企業を支援したい、それも1億〜30億円くらいで組織化を図る人たちとつながりたいと考えています。ですから1人社長や5人くらいの規模の会社の場合は、他の税理士さんをおすすめすることもあります。税理士に関しても、選ぶ選択肢があるという考えです。申告書の作成も難しい仕事ではありますが、プラスアルファで第三者のパートナーが必要なフェーズがあります。そこに選択肢を提供したいですね。 税務は答えがある仕事ですよね。ですが経営者支援に関しては答えがない仕事ですので、慣れは必要かもしれません。ですが経営者は常に答えのない仕事をしているわけです。一緒に未来を作れた時に、実務家としての成長もあるし、やりがいも感じられるのではないか、と思っています。

UNNAMEDSERVICEの業務範囲と担当件数

税務顧問は通常の税理士事務所と同様ですが、コーチングについては来社型で月15万円いただいています。税務顧問料は年間平均80万円程度ですから、その倍近くの金額を、来社していただき頂戴していることになります。 担当件数は12件、そのうちコーチングが3〜5件です。多くない件数ですが、それでもペイできます。 戦略上、UNNAMEDSERVICEでは財産評価や国際税務をやりません。その分、通常税務と経営者支援のナレッジが溜まってきたので展開しやすくなってきました。

活躍している社員の特徴について

僕(三輪 典行 先生)の好みですが、税理士業界でない業界を経験している人です。アパレル事業や不動産会社など。 税理士業界は顧問料が自動で引き落とされますよね。自分たちの提供価値に対していくらもらっていてそれはどんなものなのか、実感が少ないと思っています。 ですから、採用では実業をやっていた人を好みます。また、実業に興味がある人ですね。アルバイト経験でも何でも構いません。 資格勉強をして合格したらか価値があるわけではないですよね。その知識を中小企業に提供してこそ価値があるものです。こういった勉強の先を見ている人は重視していますね。勉強は手段です。 財務数値として顧問先に利益が出る、売上が上がる、人件費が上がるということに喜びを感じられる人がメンバーに多いですね。

UNNAMEDSERVICEの未来の姿

生産性を上げるためのデジタル化は必須になってきています。しかし日本は新しいことにチャレンジする姿勢が少ないように思いますので、デジタル化には5〜10年かかるだろうと踏んでいます。「この広告宣伝費の何月から何月までの効果はどのくらいか」といった質問に対する回答が、生成AIなどで随時出てくる世界が待っていると思っています。 このような世界で税理士の役割は何かというと、失敗しても大丈夫な範囲でのシミュレーションや、これまでのノウハウの提供だと思っています。 経営は人がやるものなので、感情や直感や失敗があるのですよね。そして失敗がなければイノベーションは起きません。そこで税理士として、企業の会計帳簿から失敗できる範囲をお伝えするのです。これが5年後10年後の税理士の1つの活躍の仕方だと思っています。 また2年後くらいには、関係会社として実業を展開していく予定です。その1つの候補が保育園。子どもは老人と若い人とで一緒に育てた方が楽だと思うんです。僕たちが老人になったときに子どもを見ていられたら、若い人たちは楽になりますよね。今働いている人が年老いてからも働きたくなった時に、社会とのつながりを持ち続けられる取り組みを考えていきたいなと思っています。

執筆 ・ 監修

城之内 楊

株式会社ミツカル代表取締役社長

株式会社ミツカル代表取締役社長。 1990年生まれ。20代では士業向けのコンサルティング会社(株式会社アックスコンサルティング)で最年少役員として8年間勤務。これまで、3,000以上の税理士事務所のコンサルティングや士業向けのセミナーに複数登壇。さらにはスタートアップから上場企業まで外部顧問や役員としても活躍する。 退職後、税理士業界を活性化するために、税理士事務所の採用支援サービスを展開する株式会社ミツカルを創業。ミツカルでは年間2,400名以上の税理士事務所の求職者をサポート。審査基準を通過した優良事務所のみを紹介しており、ミスマッチのない転職支援を行っている。