【島根税理士事務所】 1人30件以上の相続案件を残業なし・土日勤務なしでこなす相続税のプロ集団
2024/07/24
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インタビュー
まとめ
税理士業界を盛り上げるために、株式会社ミツカルでは日本で優良な税理士事務所・法人のPRを目的としたインタビューを実施しております。 今回は、年間相続件数100件を残業なし・土日出勤なしでこなす島根税理士事務所 島根 猛 先生に会社の特徴・魅力について話してもらいました。
- 事務所は千駄ヶ谷の便利な地域。駅近。
- 売上の9割以上が相続税。
- 相続の規模は5,000万円から20億円程度。平均1億円。
- 残業なし・土日出勤なしの3人で年間100件の相続案件をこなす。
- 作業は標準化。属人化はしない。3カ月のOJTで未経験からプロレベルに。
- 今後は生前対策にも取り組む予定。
- 明確な評価制度はまだない。が、ベース賃金は上げてきている。
- 求職者に求めることは「挨拶ができる・時間が守れる・礼儀正しい・社内のコミュニケーションがとれる」。
- ビジネスマナー、素直さ、相続で頑張りたい気持ちがあればOK。実務経験は問わない。
目次
島根税理士事務所について
事務所を構えて4年になります。
ここは千駄ヶ谷ですが、事務所を構えてから便利な地域だと気がつきました。昔から縁のある地域だったので、静かだし良いかなと思いまして。
千駄ヶ谷ですが代々木駅が近いですし、地下鉄北参道駅や副都心線北参道駅にも5〜6分で到着します。歩けば新宿にも出られます。
僕(島根 猛 先生)は昔からバスケットボールをやっていまして、高校生の最後の冬の大会が東京体育館で行われます。千駄ヶ谷駅の目の前の。そういうご縁がありました。税理士会館も千駄ヶ谷ですしね。
相続税中心の業務内容
売上の9割以上が相続税です。
正直にお話しすると、顧問料では全然売上が立ちません。
普通なら顧問料があって決算料があってという、ある程度のパイがあると思うのですが、島根税理士事務所はほぼ逆で、顧問料が薄いんです。
ただ相続税が顧問料のようなかんじで、年間100件程度扱っています(通常の税理士事務所は年間4〜5件)。
僕が独立する前、勤めている間に信託銀行さんとお付き合いがありました。その紹介で大体40〜50件だったんですね。さらに司法書士さんとの提携を増やしていき、案件も増えてきました。島根税理士事務所からも案件をお出ししています。「案件をください」だけだと良いお付き合いができないので。
案件の規模について
2年前に一番大きな案件を扱いました。20億ちょっとでしたね。元々お付き合いがあった先で発生しまして。
現在進行形ですと一番大きくて8億ぐらいです。
一番小さいのでは基礎控除ちょっと超えるとか、5,000万円くらいですね。大体は1億円前後を扱っていて、3億を超えたら大きい案件です。
法人税や会社の事業承継などは入ってきません。地主さんや金融資産ばかりお持ちの人が主体です。
顧問の部分も、ほとんどが資産家の持っている資産管理法人です。
誤解のないようにお伝えすると、法人税の仕事はあります。ありますが、年間10件もないんですよね。内容としては資産管理会社で、デポジット調整があまりなくて作業としてはあまりおもしろくないかもしれません。資産管理会社の一家の相続対策をまだやっているので、それはバカにできないんですよ。すべてご家族の仕事なので。
職員数と職員の勤務時間などについて
僕以外の職員が2人とアルバイトが1人います。3人で年間100件の相続案件をこなしています。
残業なし・土日出社なしです。僕も18時には帰ります。
平日会えないからと土日にお会いするお客様もいますけれど、その面談をやるのは僕だけです。
島根税理士事務所の生産性が高い理由とは
僕は属人化が大嫌いです。
誰かにしかできない仕事は、それはそれで素晴らしいのですが、島根税理士事務所での相続の仕事は属人化させません。
標準化して、作業自体は誰でもできるようにします。
ただ面談に関しては資格者がいないといけませんので、一番難しいところです。
ですから興味のある人は、税理士資格を取ってください。チャンスはこちらでいくらでも作ります。
とはいえ作業がしっかりできないと社内で共通の会話ができないので、まずは島根税理士事務所のルールに則って、相続税の申告の仕方を覚えていただきます。あとはもう自由でいいのかなと思っています。
今いるメンバーは基本的に初心者・未経験から入職しています。
入職後は3カ月間みっちりOJTを行います。3カ月も毎日相続税に触れれば、かなり慣れるんですよ。さらに半年もすれば、しっかりした業界の人間になれます。いわゆる資産税チームの税理士さんよりも、はるかに専門的になっているかもしれないですよね。
島根税理士事務所のOJTは、未経験だった先輩が新人に横付きで教えます。しっかりした教育制度がないと成り立たないので。
これからの夢や目標
有資格者が増えるなら面談数を増やせるので、顧客数を増やしてもいいのかなと思っています。そのルートを作るのは僕の仕事です。
一番の懸念していることは、相続の仕事だけに囚われたくないということです。
島根税理士事務所では、1回お手伝いしたお客様に年2回のニュースレターを送っています。案件の掘り起こしをするんですよね。
いわゆる生前対策をしていきたいんです。相続税の申告だけだと、生前対策に人数が割けなくなってしまうので、バランスは取りたいですね。
その点、今でいうと100件でちょうどいいのかなと。100件でギリギリ生前対策ができるかな、というレベルです。
事務所経営やマーケティングにも参画できる人に入って欲しいです。資産税はマーケティングをしっかり考えないとスポットで終わってしまうので。自分の仕事だけしていたいという人はちょっと向かないと思います。あまり仕業っぽくない事務所にしたいですね。
職員の評価制度について
明確な評価制度はありません。ですが、メンバーのベースは上げてきています。
担当件数が増えてきているということと、ちゃんと教育ができるというところ。定量と定性で評価しています。
まだ曖昧なのですが、人数が増えてきたら、しっかりと整備しなくてはいけないと思ってはいます。
まだ僕自身が現場から離れられないので、任せきりにできない部分があるんですよね。もし僕がもう少し現場を離れることができたら「案件の何割で」という積み上げにすれば良いと思うのですが、みんなでやっている仕事なので、ここは他の税理士さんとは違う点ですね。ダブルチェックもしないといけないし、チェック者の取り分も考えないといけません。
やったらやっただけ評価されないとつまらないじゃないですか。そこはお客様に提案できるようなレベルになってくれたら、給料が少し増えるようにと今は考えています。
まず島根税理士事務所でのやり方を覚えてもらえないとベースをお支払いできません。ですがベースをクリアした後は、一人ひとりに活躍して欲しいんです。そしてそこはコンサルしかないと思うんですよ。
「あなたにお願いしたい」と言われるメンバーが1人でも増えてくれたら嬉しいです。
お客様から直接お礼の品が届くこともありました。なかなかお客様と会える仕組みにしていませんが、こうやって評価されると僕も嬉しいです。
求職者に求めること
シンプルに、挨拶ができる・時間が守れる・礼儀正しい・社内のコミュニケーションがとれる、これだけです。
過去の実績は問いません。島根税理士事務所では業務を仕組み化してしまっているので、前職でのやり方と違うことに違和感を覚えるなら、ちょっと合わないと思うんですよ。
みんなと協力しないとこの件数はこなせません。僕1人だけでは絶対こなせないので。
これは何回も言っているんです。「みんなで協力しているから100件できるんだよ」と。1人でもバランスを崩したらできません。
だから先ほどの、挨拶ができる・時間が守れる・礼儀正しい・社内のコミュニケーションがとれる、ができればOKです。あとはチャレンジする気持ちだけ。
経験者で税理士を目指している人も大歓迎です。僕は1人1人にキャラ立ちして欲しいと思っています。たとえば、知識量の多い人ってすごいと思うんですよ。コミュニケーション能力が高い人もすごいじゃないですか。両方持ってたらスーパーマンだけど、そういう人じゃなくていいんです。できないところは他の人に頑張ってもらう。その代わり別の方面では助けられる。このように、みんなで良い面と悪い面を補いながら頑張って、組織が成り立つというのが良いと思うんですよ。尖った人がいいな。
実務経験がなくても、相続税をやったことがなくても大丈夫です。島根税理士事務所の中で育ってきた人が教えるので、そこは心配いりません。
僕は専門学校の講師でもありましたので、税理士試験の受け方・捉え方なども話せます。
求職者へのメッセージ
城之内 楊
株式会社ミツカル代表取締役社長