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【税理士法人ベストフレンド】 税理士全員が官報合格者

2024/07/24

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インタビュー
まとめ

税理士業界を盛り上げるために、株式会社ミツカルでは日本で優良な税理士事務所・法人のPRを目的としたインタビューを実施しております。 今回は、税理士法人ベストフレンド 長尾 哲也 先生に会社の特徴・魅力について話してもらいました。


【インタビューまとめ】
  • 社員数26人。うち税理士4人。
  • 税理士は全員が官報合格者。
  • 平均年齢34歳。男女比5:5。
  • 税務会計業務だけでなく、経営支援業務や相続も業務範囲。
  • 研修委員会による研修制度あり。
  • 1人あたりの担当件数は30件ほど。うち自計化9割。
  • 3カ月に1度評価される。
  • 「お客様とは親友に」が法人の由来。
  • 今後は1人あたりの生産性を高めたい。

税理士法人ベストフレンドについて

税理士法人としては2016年創業ですが、個人事務所として開業したのは1999年です。もうすぐ創業25年になります。
社員数は私(長尾哲也 先生)も含めて26人です(税理士業界の平均人数は4.6人)。
数字だけ見ると、1年に1人ずつ増えてきたことになります。地道に増えてきた感じですね。
平均年齢は34歳ぐらいだと思います。年齢層はピラミッド型です。20代から年齢が上がるにつれて人数が少なくなっていき、50代は私1人だけです。男女比はほぼ5:5です。
税理士登録しているのは4人。この年末に1人合格しました。
税理士法人ベストフレンドでは、税理士合格者の全員が官報合格(科目免除を受けず税理士試験5科目合格)です。珍しいのではないでしょうか。
仕事量が増え過ぎて負荷がかかったこともあるのですが、緩やかに成長しています。諸先輩方が証明してくれていますよね、「急成長すると崩壊する」と。社員さんがいなくなってしまうなどの現場を見てきたので、あまりイケイケドンドンで、とはやっていません。まだ伸び代があるように思います。
社会保険労務士法人もありますが、一応、別組織です。この辺りで一番やり手の人に事務所を出してもらっています。やはり社労士とは密接に関わりますので。

法人の税務会計にとどまらない幅広い業務を担当

法人中心の税務会計業務が圧倒的に多いですが、経営支援業務や相続もやっています。自分で切り開いていかないといけない部分でもあるのですが、チャレンジしやすいのではないかと思います。
希望や本人の資質の問題もありますが、3年ほどは税務会計をやってもらうのが一般的です。それ以降は、ご自分のやりたいことをやってもらえればいいかと思っています。

研修委員会による教育制度

社内に研修委員会という委員会制度がありまして、その中で毎年ブラッシュアップしながらやっています。
お客様は自計化している会社が多いのですが、自計化していると担当を持ちにくい部分があります。記帳代行ならとりあえず挨拶ができて、資料回収できればなんとかなる、一週間もあれば大丈夫というところはあるのですが、自計化しているとそういうわけにはいきません。そこを補うために、先輩に同席してレベルアップする、という教育体制を整えようとしています。

1人あたりの担当件数について

自計化と記帳代行の割合は9:1くらい。個人差はありますが、1人あたりの担当数は30件強ほどです。
来社していただく会社もあります。応接室も4室完備しており、15年以上前からお越しいただくように進めています。その方が生産性も高くなりますので。価格競争力もありますので、往復時間がなくなるだけでも全然違います。
1人あたりの売上目標を5割ほど上げました。そうすると目標どおりになってくるんですね。
仕事を取ってきた社員には、その会社の顧問契約が続いている限り、報酬の年額10%を支払い続けることにしています。担当してもしなくても払います。
会計事務所の代表の収入が高いのは、仕事を取ってこれることと責任の両方があると思います。仕事を取ってこれるということは、お客様に満足していただいているということなので、そこは評価すべきだと考えています。

税理士法人ベストフレンドの評価方法

評価を変えるのは3カ月に1回。担当を持っている人は売上が比例する部分もあるので。担当が増えれば給料は上がりますし、担当が減れば下がることもあります。
内勤の人は評価方法が少し異なります。
評価制度も少しずつ改良しているところです。

「ベストフレンド」の由来

個人事務所である間に、異業種の勉強会で出会い、一生お付き合いしていくんだろうなと思うほどに仲良くなったお客様が結構いらっしゃいます。
そういう関係性は、一方通行ではないですよね。サポートやパートナーと言う雰囲気が多いです。
そしてお客様からしても、私がサボっていたらしっかりしろと叱ってくれるような関係性で、お互い成長できるように。ただこちらから支えるだけではなく、親友のようなお付き合いが究極的には良いのだろうと思い、法人名にしました。

活躍している社員の特徴

意外とバラバラです。
人数が増えてきたので、ある程度品質なり何なりの管理はしていかないといけないのですが、割と好きなようにできる環境ではあると思います。
言われたことだけやる人は、向いていないかもしれません。過去に辞めた人は、このような人が多かったです。
会計事務所なので決められたことを決められたようにやることは大切ですが、お客様に対しても決められたとおりに接するなら、少し足りませんね。

会社の未来像

分かりやすいところでは、地域ナンバーワンにしたいです。
ですが規模追求よりは1人あたりの生産性を高めたいですね。お給料をたくさん払った方が、偉そうな顔ができますし(笑)。給料はお客様の評価でもあるので、生産性の高い事務所を目指しています。
周辺業務もいろいろあります。税理士法人ベストフレンドでは内製化しているわけではなくて、他業種の方々にご協力いただいて業務を遂行するというスタンスを取っています。その中でフィービジネスなどの取りこぼしも結構あると思うので、これらを突き詰めるだけでも生産性は上がると思います。

当事者意識をどこまで持てるか

当事者意識とはよく言いますが、相手の立場に立って考えていますかという話は、アルバイトであっても言われるでしょう。しっかりと相手の立場で、相手の価値観で考えられるところまでできて一人前だと思います。相手の立場に立ったつもりでも、自分の立場や価値観で考えている人は多いものです。そのあたりは慣れるまで時間がかかることもありますし、センスの問題でもあります。

求める人物像

これから税理士試験にチャレンジする人に来て欲しいですね。官報合格者ばかりですので。
ブラックな税理士事務所は少なくありませんから、なかなか合格できずに夢を諦めてしまう人も多いですよね。
税理士法人ベストフレンドでは、税理士試験に挑戦できる環境を整えています。科目合格者にも、これから挑戦する人にも、チャンスのある職場ではないかと思います。

執筆 ・ 監修

城之内 楊

株式会社ミツカル代表取締役社長

株式会社ミツカル代表取締役社長。 1990年生まれ。20代では士業向けのコンサルティング会社(株式会社アックスコンサルティング)で最年少役員として8年間勤務。これまで、3,000以上の税理士事務所のコンサルティングや士業向けのセミナーに複数登壇。さらにはスタートアップから上場企業まで外部顧問や役員としても活躍する。 退職後、税理士業界を活性化するために、税理士事務所の採用支援サービスを展開する株式会社ミツカルを創業。ミツカルでは年間2,400名以上の税理士事務所の求職者をサポート。審査基準を通過した優良事務所のみを紹介しており、ミスマッチのない転職支援を行っている。