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会計事務所の面接でよく聞かれる質問と回答例

公開日:2024/09/27

最終更新日:2025/02/14

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書類選考を通過すれば次は面接です。どのような事務所であっても面接は避けては通れません。
しかし「一言で終わってしまう」「どう答えれば良いのか分からない」とお悩みの人もいるでしょう。
そこで本記事では、よく聞かれる質問とその回答例をまとめました。
これらを参考に、魅力的なあなただけの回答を作成してください。

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会計事務所の面接でよくある質問と回答例

自己紹介をお願いします

<回答例>
本日はお時間をいただき、ありがとうございます。○○と申します。△事務所で税理士補助として5年間勤務しております。クライアント企業の売上10%増加を達成しました。
現在は法人税決算中心で業務を遂行しておりますが、より高度な分野に身を置きたいと考え御社を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。

<解説>
面接の最初によく聞かれる質問です。
氏名と現職または最終職歴、実績、挨拶等を30秒〜1分程度でまとめます。
自己紹介の後に詳しく内容を聞かれますので、長くなりすぎるのはNGです。
また、自己紹介で詰まってしまうと印象を下げてしまいかねません。聞かれたらさっと答えられるように暗記しておきましょう。

これまでの経歴を教えてください

<回答例>
○○大学を卒業後、△税理士法人に入職しました。1年間は会計スタッフ、その後5年ほど税理士補助として従事して参りました。税理士の資格を取得したのもこの頃です。□会計事務所に転職した後、現在まで資産税を専門として勤務しております。

<解説>
経歴も1分以内にまとめます。
学校卒業後からまとめても構いませんし、直近の職歴のみ伝えても構いません。
大切なのは、採用するにふさわしい経歴の持ち主であると面接官に伝えることです。そのために必要な情報を選りすぐってまとめましょう。

たとえば一般企業で経理等の職務経歴書に就いていたならば、経歴としてアピールできるかもしれませんから回答に含めても良いでしょう。
転職回数が多い人は、過去の就業先は軽く触れる程度に留めて、直近の就業先と実績を簡潔に述べた方が良いかもしれません。

志望動機を教えてください

<回答例>
御社で国際税務に携わりたいと考えたからです。
現職のお客様は、日本国内の一般消費者向けに商売をされている中小企業が中心です。そのため、現在の私の業務は法人税決算や巡回監査が中心です。
3年間従事して参りましたので、次のステップとして国際税務に挑戦したいと考えているのですが、現職では叶いそうにありません。そこで国際税務を取り扱っている御社を志望いたしました。

現在、TOEICとIFRS検定(国際会計基準検定の一種)の勉強を進めています。ゆくゆくはUSCPA(米国公認会計士)の取得も考えています。
入職後は即戦力となれるよう仕事を覚えながら、勉強も続けていく所存です。
よろしくお願いいたします。

<解説>
どのような面接でも必ず聞かれる質問です。
「なぜここでなければならないのか」を簡潔に伝えましょう。
ポイントは、熱意を伝えることです。
熱意ある志望動機を作成するためには、経営理念等をしっかり読み込み、自分のキャリアプランや経歴等と照らし合わせることです。

今回紹介した例を端的に言い換えると「より高度な職務に就きたい。それが叶えられるのは御社です」という内容です。
志望動機は面接の中でもウエイトを置く質問です。
時間をかけて何種類かの志望動機を作成し、その中で最も納得感のあるものを選びましょう。

今後のキャリアプランはどうお考えですか

<回答例>
税務分野のゼネラリストになりたいと考えています。
私はこれまで複数の会計事務所や税理士法人で、様々な税務業務に携わってきました。
どの業務も非常に興味深かったので、一つの分野に絞り切るよりも、幅広い分野に挑戦できれば幸いです。
ぜひ御社でゼネラリストとして長く勤めさせていただければと思います。

<解説>
面接官がキャリアプランについて尋ねる理由は、長く働き続けてくれるかどうかの意思確認でもあります。
キャリアプランが叶えられる事務所ならば、長く働き続けてくれる可能性が高く、そうでなければすぐに転職してしまうだろうと推察されます。

特に女性は出産や育児といったライフイベントにより、働けない時期が発生する恐れが高いと面接官から考えられています。そのため女性はライフイベントを盛り込んだキャリアプランを回答すべきです。「育児との両立のため出産後はパートとして働きたい」「育休制度を利用して正社員として働き続けたい」等の回答を準備しましょう。

キャリアプランが考えられない場合は「嫌な働き方を避けられるキャリア」について考えてみましょう。たとえばマネジメントが嫌なら「税務担当者として現場に立ち続けたい」、巡回監査や客先とのコミュニケーションを避けたいなら「バックオフィス要員になりたい」等です。

独立は考えていますか

<回答例>
定年後に独立したいと考えています。
独立に興味はありますが、今の自分では力不足だとも感じています。
御社で経験と実績を積み、その結果独立できそうだと思えたら定年後に独立したいです。

定年までに独立する可能性は、今のところありません。
営業が苦手なこと、勤務税理士の方が給与が安定していることがその理由です。
独立する場合は定年まで働いて貯めたお金を元手に始めたいと思っています。

<解説>
正直に回答しましょう。独立について聞かれる場合、事務所全体で独立を推奨している可能性が高いと言えます。
たとえばその事務所が業務拡大を検討している場合、支店開設の折に支店長となってくれる人材を探しているのかもしれません。
支店長候補と独立開業は異なりますが、その支店のトップであることに変わりはありません。そのため、独立希望の人が支店長に抜擢されることは少なくないのです。

また純粋に独立を推奨している事務所も多いものです。
独立開業は大きな1つの夢ですから、その夢を事務所全体でサポートしたいと願う所長もいます。
しかし独立をまったく考えていない人も歓迎されます。長く働き続けてくれる可能性が高いためです。
もし独立について想像もしていない状態ならば、とりあえず「独立は考えていません」と回答することをおすすめします。

強みや得意分野は何ですか

<回答例>
コミュニケーション能力が高いことです。
現職で受け持っているクライアント様からは大変高い評価を得ていると自負しています。
気難しいと評判のクライアント様でも、私には数ヶ月で心を開いてくださいました。
どんなクライアント様とでも人間関係を良好に保てます。

<解説>
採用された後で実務に役立つ強みや得意分野について答えましょう。
コミュニケーション能力の他にも、正確でスピーディに計算できる、資料作成が早い、営業力がある、語学力が高い等が挙げられます。
実務との関連性が高い強みを伝えることは、自己PRの一環にもなり採用される確率を上げてくれます。

どうしても実務に関連する強みを見つけられない場合は、自由に回答してください。
たとえば「ゲームで日本一になった」「書道が得意」等でもOKです。そこから「クライアントとの話を広げられます」と締めくくることで印象アップを狙います。

前職の年収はいくらでしたか。年収の希望はありますか

<回答例>
御社の規定に従います。
前職は残業代込みで年収約500万円でした。
やったことのない分野での業務になりますので、一時的な年収減少もやむなしと考えています。

<解説>
希望年収を聞かれたら、基本的には「御社の規定に従います」と回答しましょう。
希望年収や前職の年収を聞かれる理由は、希望年収が給与テーブルと大きく乖離していないかを把握するためです。

前職の年収または希望年収が面接官の想定よりも高額だった場合、事務所の負担を考えて採用を見送る判断がなされるかもしれません。
しかし子どもの教育費や住宅ローン等で、絶対に前職の年収をキープしたいという人もいるでしょう。その場合は「前職と同じ給与を希望します」と伝えましょう。

仮に採用されたとしても、生活費を賄えない場合は再び転職することになります。それはあなたにとっても事務所にとっても喜ばしいことではありません。
なお残業を減らしたい、ワークライフバランスを優先したいという理由で志望動機を作成した場合、残業代が減るので基本的に年収は下がります。「残業は減らしたいけど年収はキープしたい」とすると、面接官には違和感が生じますのでご注意ください。

残業はどの程度できますか

<回答例>
22時ごろまで可能です。
前職では繁忙期に70時間ほど残業しておりました。税理士業界で働く以上、繁忙期の長時間残業は避けられないと思っております。
しかし前職で長時間残業を続けて体を壊してしまいましたので、繁忙期でも月50時間までに抑えたいと思っております。

<解説>
希望をそのまま伝えましょう。
残業ができない場合は、その理由も添えてください。
事務所側からすれば、多少は残業してほしいのが本音です。そのため残業ができる人の方が採用されやすいでしょう。ただし無理をして「何時間でも残業可」と回答しておきながら、採用後に残業を拒否するのは好ましくありません。再び転職活動をすることになります。
ミスマッチを防ぐためにも、残業については正直に希望を伝えてください。

税理士試験の勉強はしていますか

<回答例>
はい。現在は所得税法の勉強をしています。
今年は3科目めに合格するのが目標です。貴事務所では受験サポートも充実しているとうかがいました。
サポートを受けながら受験し、合格後は税理士として恩返しできればと考えております。

<解説>
税理士試験の勉強をしている場合は必ず伝えましょう。多くの事務所で歓迎してくれます。
その際は「何科目めか」「受験科目は何か」を伝えると信憑性が上がります。

税理士試験を受験していない、するつもりもない場合は、素直に「していない」と回答しましょう。税理士業界は資格も重要ですが、実務経験も重要です。実務経験や実績があるのならば「税理士試験よりも実務に時間を使いたい」等と伝えることで、印象を下げずに質問を乗り切れます。

何か質問はありますか

<回答例>
入社させていただきましたら、どのような業務から任せていただけるのでしょうか?

<解説>
いわゆる逆質問と呼ばれる質問です。
求職者の疑問を払拭する目的と、意欲を見定める目的があります。
入社した後についての質問をすると好印象になりやすいでしょう。たとえばクライアント企業の規模、中心となる業務分野、記帳代行はスタッフがするのか自分でやるのか、チーム制か担当制か等。ただしサイトで公表されている情報等、事前に調べれば分かる質問は避けるべきです。

どうしても思いつかない場合は「特にありません」でも構いません。その場合は「面接の中で疑問は全て解決しました」と続けると効果的です。

会計事務所の面接で見られるポイント

面接で多くの質問をされる理由は、大きく3つあります。
これらのポイントに注意しながら自分なりの回答を作成してください。

すぐに辞めてしまわないか

採用してもすぐに辞められてしまえば事務所としては損失になります。
そのため、面接の中ですぐに辞めそうな人は弾くのです。
辞めそうかどうかは、希望する働き方や給与、そして面接への意欲で伝わるものです。
希望給与等とのマッチングは質問の中で見極めます。
意欲は態度に表れますので、面接時の態度で判断されます。

社風に合うか

事務所ごとに社風はまったく異なるものです。
そのため別の事務所で長く働いていたからといって、採用後に長く活躍し続けてくれるとは限りません。
小規模な事務所の場合、特に所長との相性は非常に重要です。社風に合うかどうかも面接でよく見られているのです。

クライアントとの相性が良さそうか

通常、入職後には既存クライアントを担当することになります。そのためクライアントとの相性もチェックされます。
たとえばクライアントが医業中心である場合、医師とうまくやっていけるかが見定められます。
同業種を担当したことがあるならば、積極的にアピールしましょう。

面接対策は転職エージェントに相談を

面接対策は転職エージェントに手伝ってもらいましょう。
質問に対する回答をブラッシュアップしてくれたり、面接官となって面接の練習に付き合ってくれたりします。
自分1人では思いもよらなかった点に気付けるかもしれません。
面接が苦手な人はもちろん、第一志望からの内定を確実に掴み取りたいならば、転職エージェントもご活用ください。

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会計事務所の面接でよくある質問と回答-まとめ

会計事務所の面接でよくある質問とその回答例を紹介いたしました。
実際の面接では上記以外にも質問されるかもしれません。回答を考えていなくても、焦らず慌てずに、自分の言葉で正直に答えてください。
コミュニケーション能力も重要ですから、何も話せなくなるのはマイナス評価につながります。
転職エージェント等を活用して何度も面接練習を行い、万全の態勢で本番に臨みましょう。

執筆 ・ 監修

城之内 楊

株式会社ミツカル代表取締役社長

株式会社ミツカル代表取締役社長。 1990年生まれ。20代では士業向けのコンサルティング会社(株式会社アックスコンサルティング)で最年少役員として8年間勤務。これまで、3,000以上の税理士事務所のコンサルティングや士業向けのセミナーに複数登壇。さらにはスタートアップから上場企業まで外部顧問や役員としても活躍する。 退職後、税理士業界を活性化するために、税理士事務所の採用支援サービスを展開する株式会社ミツカルを創業。ミツカルでは年間2,400名以上の税理士事務所の求職者をサポート。審査基準を通過した優良事務所のみを紹介しており、ミスマッチのない転職支援を行っている。