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公開日:2024/12/05
最終更新日:2025/02/17

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税理士の仕事に興味があるけれど、「仕事内容がきついって聞くけど大丈夫かな…」「資格を取った後の仕事が本当に自分に合うのか不安…」と感じる方もいるでしょう。
この記事では、税理士の仕事内容について詳しく解説し、その魅力をお伝えします。
- 税理士としての具体的な仕事内容
- 税理士資格の取得に伴うメリット
- 税理士としてのキャリアパス
上記について、税理士試験合格者のB様にお伺いしながら詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
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税理士とは?
税理士とは、税務に関する専門的な知識を持ち、企業や個人の税務問題を解決する専門家です。税理士の主な役割は、税務代理、税務書類の作成、税務相談の3つに分けられます。
これらの業務を通じて、顧客の税金に関する負担を軽減し、適正な納税をサポートすることが求められます。
税理士になるためには、国家資格である税理士試験に合格する必要があります。こまた、税法は毎年改正されることが多いため、常に最新の情報をキャッチアップする努力が必要です。このような背景から、税理士は高い専門性と責任感を持つ職業とされており、きつい職業ともいわれています。
では、実際に税理士の仕事は本当にきついのでしょうか?
結論から言えば、税理士の仕事は確かにきつい部分がありますが、それは多くの職業に共通するものであり、やりがいを感じる職業でもあります。税制の複雑さや常に求められる勉強、重い責任などは税理士ならではの難しいポイントであるといえるでしょう。
税理士の仕事がきついと言われる理由
税理士の仕事内容が「きつい」と言われる理由には、いくつかの要因があります。
1. 税制の複雑さ:
税法は頻繁に改正されるため、常に最新の知識を身につける必要があります。
2. 繁忙期の長時間労働:
特に確定申告の時期は非常に忙しく、1日中デスクに向かうことも珍しくありません。
3. 責任の重さ:
税務申告のミスはクライアントに大きな影響を与えるため、細心の注意が求められます。
例えば、確定申告時期には、数十件のクライアントを同時に対応することがあります。この時期は、クライアントの相談にも迅速に応じなければならないので、プレッシャーを感じることもありますね。
税理士の仕事内容
税理士の主な業務は、大きく分けて以下の3つです。
1. 税務代理:
税務署とのやり取りや、税務調査時の立ち会い。
2. 税務書類の作成:
確定申告書や法人税の申告書などの作成。
3. 税務相談:
クライアントの税金に関する質問や問題に対するアドバイス。
これらは法律で税理士の独占業務とされています。また、それ以外にも経営相談や財務アドバイスを行うこともあります。
税務代理
税務代理は、税理士の主要な業務の一つであり、納税者に代わって税務署とのやり取りを行う役割を担います。具体的には、税務調査の立ち会いや、税務署への申告書の提出、税金に関する異議申し立てなどが含まれます。税理士は「専門的な知識」を駆使して、クライアントの税務上の利益を最大化しつつ、法令遵守を確保します。
この業務は、税法の「複雑さ」と頻繁な改正に対応するため、常に最新の情報を把握しておく必要があります。税務代理は、クライアントからの信頼を得るために「正確さ」と「迅速さ」が求められ、税理士としての「責任感」が問われる場面でもあります。
税務書類の作成
税理士の仕事内容の一つに「税務書類の作成」があります。この業務は、企業や個人の「税務申告書」を正確に作成し、提出することを指します。税務書類の作成には、会計データの整理や「財務諸表」の作成、各種税法に基づく計算が求められます。税法は頻繁に改正されるため、常に最新の情報を把握し、適切に対応する必要があります。
また、税務書類の誤りは、顧客にとって大きなリスクとなるため、税理士には高い精度と責任感が求められます。このように、税務書類の作成は、税理士にとって非常に重要であり、専門的な知識とスキルが必要とされる業務です。
税務相談
税務相談は、税理士の重要な役割の一つです。企業や個人が直面する税金に関する疑問や問題を解決するために、税理士は専門知識を活かして助言を行います。これにより、クライアントは適切な税務戦略を立てることができ、節税効果を最大限に引き出すことが可能です。
また、税務相談は信頼関係の構築が不可欠であり、税理士はクライアントの「ビジネスや経済状況」を深く理解することが求められます。このように、税務相談は単なる税金のアドバイスに留まらず、クライアントの「経営全般」にわたるサポートを提供することができるのです。税理士としての専門性を活かし、クライアントにとって最適な解決策を提案することが、税務相談の醍醐味と言えるでしょう。
独占業務以外の税理士の仕事内容
独占業務以外の税理士の仕事内容には、幅広い業務が含まれています。税理士は税務に関する専門家ですが、それ以外にも企業の経営相談や財務アドバイスなど、多岐にわたるサポートを提供しています。これにより、クライアントとの信頼関係を深め、企業の成長を後押しする役割を果たしています。
税理士が行う独占業務以外の仕事は、クライアントのニーズに応じた柔軟な対応が求められます。例えば、経営者の意思決定をサポートするための財務分析や、事業計画の策定支援などです。これらの業務は、企業の経営戦略に直接影響を与えるため、税理士の知識と経験が重要となります。また、税務以外の法律や規制に関するアドバイスも行うことがあり、幅広い知識が求められます。
具体的には、企業の資金調達のアドバイスや、コスト削減の提案、さらにはM&Aのサポートなども含まれます。これらの業務を通じて、税理士はクライアントのビジネスを総合的に支える存在となります。税理士としての専門性を活かし、経営のパートナーとしての役割を果たすことができるのです。
税理士の一日のスケジュールを解説
税理士の一日のスケジュールは、多くの人が思っている以上に多忙で変動的です。
ここでは、Bさんの実際のスケジュールを元に繁忙期と通常期との1日のスケジュールを紹介します。
Bさんの場合、大法人の申告業務にも携わっているため、1月~7月が繁忙期、8月~12月が通常期です。
通常期(8月~12月)のスケジュールは以下の通りです。
作業時間も短く、まったりタイムも確保が可能です。
一方で、繁忙期(1月~7月)のスケジュールは以下の通りです。
ほとんどが作業で占めております。
ご確認いただきわかる通り、繁忙期はほとんど自分の時間が作れません。
一方で、通常期には「まったりタイム」も確保することが可能です。
切替がうまい人には向いている職業と思いますが、うまく切り替えができない人にとってはきつい職業かもしれません。
税理士の魅力とは
税理士の魅力は安定した収入が得られる点、独立開業が可能なため自分のペースで働きやすい点、定年が無いため長く働き続けることができる、多様な働き方ができるといった点です。
税理士としてのキャリアを積むことで、安定した生活を送りつつ、自分のライフスタイルに合った働き方を選べます。以下で詳しく解説していきます。
安定した収入
税理士は「安定した収入」を得られる職業として人気があります。税理士の収入は、法律で定められた報酬基準や顧客の数、業務内容により大きく変動しますが、一般的に高収入を期待できる職業です。特に、独立開業を目指す税理士は、成功すれば自らの努力次第でさらに収入を増やすことが可能です。また、税理士は景気に左右されにくい業種のため、経済状況が不安定な時期でも一定の需要があり、安定した収入を維持しやすいと言えます。税務に関する専門的な知識とスキルを持つ税理士は、企業や個人からの信頼を得やすく、長期的な顧客関係を築くことができるため、安定した収入を確保しやすいのが特徴です。
独立開業ができる
税理士として働く最大の魅力の一つは「独立開業ができる」ことです。税理士は「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」などの独占業務を持ち、これらのスキルを活かして独立することが可能です。
特に、税理士資格を取得すれば、開業税理士として自分の事務所を構え、クライアントとの直接取引を通じて自らの裁量でビジネスを展開できます。独立開業にはリスクも伴いますが、自由度が高く、自分のペースで仕事ができる点は大きな魅力です。
また、独立後は「税制の複雑さと難しさ」に対応するための継続的な学習が求められますが、それが新たなビジネスチャンスを生むこともあります。税理士としての経験を積み重ねることで、安定した収入を得ることができます。
定年がない
税理士の仕事には「定年がない」という魅力があります。これは、年齢に関係なく働き続けられるため、長期的なキャリアを築きやすい点が大きな魅力です。一般的な企業では定年が設定されていることが多いですが、税理士は独立開業が可能であるため、自身のペースで「仕事を続ける」ことができます。このため、経験を積むほどに信頼が増し、安定した収入を得られる可能性が高まります。
また、税理士の業務は年齢を重ねるごとに「深まる知識や経験」が活かされるため、年齢を問わず活躍の場が広がります。
さらに、働き方が多様で、フリーランスとしての活動も可能です。このように、定年がないことは税理士の大きな魅力の一つであり、長期的な視点でキャリアを考える上で非常に重要な要素となります。
多様な働き方
税理士の「多様な働き方」は、現代の働き方改革の一環として注目されています。特に、税理士はその職業の特性上、働き方の柔軟性が求められることが多いです。
例えば、リモートワークの導入が進んでおり、自宅やカフェなど、インターネット環境さえあればどこでも仕事が可能です。このような働き方は、育児や介護など家庭の事情を抱える税理士にとって非常に役立ちます。
また、フレックスタイム制度を活用することで、個々のライフスタイルに合わせた勤務時間の調整が可能です。
さらに、税理士は独立開業ができるため、自分のペースで仕事を進めることができ、これも多様な働き方の一例として挙げられます。これにより、ワークライフバランスを重視する人々にとって、税理士という職業は非常に魅力的です。
税理士の就職先
税理士の就職先は多岐にわたり、安定したキャリアを築くための選択肢が豊富です。税理士としての資格を活かせる職場は、大手税理士法人から中小の税理士事務所・会計事務所まで多様であり、それぞれに異なる魅力と挑戦があります。どの職場を選ぶかによって、仕事内容や働き方が大きく変わるため、自分のキャリアビジョンに合った就職先を見つけることが重要です。
税理士法人は、規模が大きく、組織的なサポートが充実しているため、安定した環境で働きたい方には適しています。一方、税理士事務所や会計事務所は、よりアットホームな雰囲気で、個々のクライアントに密接に関わることができるため、クライアントとの深い関係を築きたい方には魅力的です。また、独立を目指す場合には、これらの職場での経験が大いに役立ちます。
具体的には、大手税理士法人では、チームで大規模な案件に取り組むことが多く、専門性を高めるチャンスがあります。税理士事務所・会計事務所では、幅広い業務に携わることができ、実務経験を積みやすい環境です。以下で詳しく解説していきます。
大手税理士法人
大手税理士法人は、日本国内で「税理士」としてのキャリアを考える際に非常に魅力的な選択肢です。これらの法人は、通常、全国に複数のオフィスを持ち、多様なクライアントのニーズに応える体制を整えています。大手ならではのスケールメリットを活かし、最新の「税制」や会計基準に基づいたサービスを提供することが可能です。
また、専門性の高い「税務相談」や「税務代理」だけでなく、クライアントの経営改善に貢献するためのアドバイザリー業務も行っています。これにより、税理士としてのスキルを幅広く磨くことができ、キャリアの幅を広げる絶好の機会を提供します。
さらに、大手法人では、業務の効率化を図るための最新のITツールやシステムを導入しており、働きやすい環境が整っています。これらの要素が、税理士としての仕事内容をより充実させる要因となっています。
税理士事務所・会計事務所
税理士事務所や会計事務所は、税理士の主要な就職先の一つです。これらの事務所では、個人や法人の税務に関する様々な業務を行っています。税務代理や税務書類の作成、税務相談など、税理士の専門知識が求められる仕事が中心です。
また、税理士事務所では、繁忙期における長時間労働が避けられないこともありますが、それは多くのクライアントの信頼を得るための重要なプロセスでもあります。
さらに、税理士としてのキャリアを積む中で、独立開業を目指すことも可能です。このように、税理士事務所や会計事務所での経験は、税理士としての成長に大いに役立つでしょう。
一般企業
税理士が「一般企業」で働く場合、主に「経理部門」や「財務部門」でその専門知識を活かすことができます。特に、税務に関する専門的なアドバイスや「税務戦略の立案」において、企業の財務健全性を支える重要な役割を果たします。一般企業での「税理士」の役割は、単なる税務申告に留まらず、経営判断に直結する「財務分析」や「コスト管理」など、多岐にわたります。
これにより、税理士は企業の経営陣と密接に連携し、企業の成長をサポートすることが期待されます。通常の税理士業務と異なり、企業内での勤務は「安定した収入」が得られることが魅力であり、また、企業の一員としての「キャリアアップ」も見込めます。
企業の成長と共に、自身の専門性を高められる環境で働くことは、税理士としての新たな可能性を広げるチャンスでもあります。
就職先 | 特徴 | 魅力 | 想定年収 |
---|---|---|---|
大手税理士法人 | 規模が大きく、組織的なサポートが充実。 多様なクライアントを持ち、専門性の高い業務に従事。 |
安定した環境で働ける。 最新の税制や会計基準に触れられる。 キャリアアップの機会が豊富。 |
平均年収は500万円前後。 マネージャーになると1,000万円程度、パートナーで1,500万円以上も可能。 |
中小税理士事務所・会計事務所 | アットホームな雰囲気で、個々のクライアントに密接に関わる。 幅広い業務を経験でき、実務経験を積みやすい。 |
クライアントとの深い関係を築ける。 独立を目指す場合に経験が役立つ。 |
初任給は月額20万円程度、年収は350~400万円程度。 勤続10年超で600~800万円程度。 |
一般企業 | 経理部門や財務部門で税理士の専門知識を活かす。 経営判断に直結する業務に携わる。 |
安定した収入と福利厚生。ワークライフバランスを実現しやすい。 キャリアアップの機会も。 |
上場企業などでは年収アップも狙える。 |
税理士の仕事内容-まとめ
今回は、税理士の仕事内容について理解を深めたい方に向けて、
- 税理士の具体的な業務内容
- 仕事がきついと感じる理由
- 資格の魅力と将来性
上記についてお話してきました。
税理士の仕事は、専門知識が求められるため、時に難しさを感じることもあるでしょう。しかし、その分やりがいが大きく、クライアントの信頼を得る喜びがあります。税理士資格を持つことで、キャリアの幅が広がり、安定した収入も期待できるのです。
具体的な行動を起こし、あなたの夢を現実にする一歩を踏み出しましょう。頑張るあなたを心から応援しています。

城之内 楊
株式会社ミツカル代表取締役社長