2026年から税理士試験のオンライン申請がついに開始！スマホで完結する新制度を解説

税理士試験の受験生にとって、長年の課題だった出願の手間がついに解消されます。 令和8年度（2026年）税理士試験から、専用サイトによる「オンライン申請」が全面的に導入されることが決定しました。

これまで願書を取りに行き、手書きで作成し、書留で送るというアナログな作業に時間を取られていましたが、今後はスマートフォンやPCからスムーズに出願が可能になります。

本記事では、新しく始まる税理士試験のオンライン申請の具体的なメリットやできること、そして気になる受付スケジュールについて解説します。

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税理士試験のオンライン申請で「変わること」

令和8年度から開設されるオンライン申請専用サイトでは、申し込みから結果確認までをWeb上で完結できるようになります（※一部手続きを除く）。これまでの書面提出や従来のe-Taxと比べて、何が便利になるのでしょうか？

① スマホ・PCで24時間いつでも申請可能

最大のメリットは、場所や時間を選ばない点です。 メンテナンス時間を除き、24時間いつでも申請が可能なため、仕事や勉強の合間を縫って,受験願書を国税庁に取りに行き、郵送で申し込みをする必要がありません。

② 証明写真・証明書は「アップロード」でOK

今まで、願書にのりで貼っていた顔写真や、コピーをとって同封していた受験資格の証明書などは、すべて画像データ等のアップロードで提出できます。 オンライン申請により、物理的な切り貼り作業がなくなるのは、受験生にとって大きな負担軽減です。

③ 受験票もダウンロード形式に

受験票が家に届くのを待つ必要はありません。オンライン申請専用サイトから自分でダウンロードし、印刷して試験会場へ持参する形式になります。

※従来のe-Tax手続きは終了します これまで一部で利用されていたe-Taxによる税理士試験関係の手続きは、令和8年3月31日をもって終了し、新サイトへ一本化されます。

税理士試験のオンライン申請はいつから？（令和8年度スケジュール）

この新しいオンライン申請システムは、いつから利用できるのでしょうか？ 国税庁より発表された令和8年度（2026年）の税理士試験スケジュール（予定）に合わせて確認しておきましょう。

もっとも重要なのは受験申込期間です。

【令和8年度（2026年）税理士試験スケジュール予定】
・受験申込 受付期間：令和8年4月20日 〜 5月8日
・試験実施日：令和8年8月4日 〜 8月6日
・合格発表：令和8年11月27日

オンライン申請ができるのは、上記の4月20日から5月8日の間となります。 期間中は24時間入力可能ですが、締切直前はアクセス集中も予想されるため、余裕を持った手続きをおすすめします。

※上記日程は予定であり、変更される可能性があります。詳細は令和8年4月3日の官報公告で必ず確認してください。

【重要】受験手数料納付には「郵送」が必要です

非常に便利な税理士試験のオンライン申請ですが、1点だけ注意しなければならない手続きがあります。 それは受験手数料の納付です。

申し込み情報の入力や写真の送信はオンラインで完結しますが、手数料の支払いについては以下の対応が必要です。

1.オンラインで申込データを送信する

2.専用の「添付台紙」をダウンロード・印刷する

3.台紙に収入印紙を貼る

4.受付期間内に郵送する

つまり、ポストへの投函（郵送）は完全にゼロになるわけではありません。 この郵送手続きが遅れると出願が完了しないため、スマホで送ったから終わりと勘違いしないよう十分に注意してください。

補足：従来の「郵送申込み」も選択可能です

デジタル機器の操作に不安がある方や、どうしてもオンライン環境が整わない方のために、従来の紙の願書による郵送申込みも継続されます。

・オンライン申請：スマホ・PCから入力（推奨）

・郵送申請：紙の願書を入手して郵送（従来通り）

令和8年度の税理士試験からは、ご自身の環境に合わせて、上記どちらかの方法を選択して申し込むことができます。

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【2026年から】税理士試験のオンライン申請がついに開始！　-まとめ

令和8年度からのオンライン申請導入は、勉強時間を1分でも多く確保したい税理士試験受験生にとって朗報です。

・願書の入手・作成の手間が激減

・スマホで写真や証明書をアップロード

・申込期間は4月20日〜5月8日（予定）

詳細な操作マニュアルは後日公開される予定です。 新しいシステムを上手に活用して、スムーズに手続きを済ませ、万全の状態で8月の本試験に挑みましょう！