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簿記2級を活かせる仕事とは?それぞれの特徴や選び方のポイントを解説

公開日:2026/01/30

最終更新日:2026/01/30

簿記2級を活かせる仕事とは?

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「簿記2級は仕事で活かせるため取得するべき」「簿記2級を取得すれば転職活動で有利になる」このような意見を見聞きしたことがある人も多いでしょう。

実際、簿記2級を仕事で活かせる場面が多いのは事実であり、転職活動に向けて取得するべき資格の1つです。様々な仕事に活かせますが、特に簿記2級の知識が役立つ場面というものが存在します。

今回は簿記2級を活かせる仕事の具体例や、仕事で簿記2級を活かすための転職先の選び方について解説します。

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簿記2級を取得するメリット|「仕事で活かせる」は本当!

前提として「簿記2級は仕事で活かせる場面が多い」「転職活動で有利に働く」は事実です。この章では簿記2級を取得するメリットについて、「仕事で活かせる」という面から紹介します。

会計・経理・財務の基本知識が身につく

簿記2級を取得する最大のメリットは、資格取得に向けた勉強を通して会計・経理・財務の基本知識が身につく点です。

そもそも簿記とは、日々の会計取引(経営活動)を一定のルールに則って帳簿に記録することです。簿記のルールに則った帳簿をもとに貸借対照表や損益計算書といった財務諸表を作成し、企業の財務状態や経営成績を明らかにします。

簿記は初級・3級・2級・1級とありますが、2級では中小企業(非上場)の経理部門に必要な知識全般が問われます。すなわち簿記2級の勉強は、中小企業の経理職に必要な知識を身につけるための勉強にもなるのです。

会計知識をもつことの証明になる

経理の実務経験がなくても、自主的に学習したという理由で会計知識を有する人もいます。しかし、その人がどれほどの会計知識を有しているかを他者が把握するのは難しいです。

資格はその人が一定の知識を有する旨を客観的に証明する要素といえます。簿記2級を有していればある程度の会計知識をもつことを証明できるため、実務経験がなくても転職市場で高く評価される可能性があります。

様々な業種・職種で活かせる

簿記2級の知識は様々な業種・職種の仕事で活かせます

経営活動をする以上はどのような業種でも必ず会計取引が発生するため、会計知識を有する人材が必要です。簿記2級の合格者は会計・経理・財務の基本知識を有するとして、どの業種でも高い評価を得られるでしょう。

また、簿記の知識を活かせるのは経理職や会計業界だけではありません。金融機関、コンサルティング職、営業職などの様々な仕事で活かせます。

狭い範囲の仕事に限定されず、幅広い場面で活かせる点も簿記2級の大きなメリットといえるでしょう。

AIに完全に代替される可能性が低い

AIやITツールの急速な進化により、多くの仕事で自動化が進んでいます。経理業務も仕訳や集計、各種分析などの単純作業は自動化されています。

しかし、以下のような業務はAIに代替される可能性は低いでしょう。

・数字の整合性のチェック
・数字およびそれ以外の情報を総合的に考慮した経営判断
・税制改正に対応した会計処理や税務申告

知識やノウハウを活かして考える仕事は、AIには対応できません。また、税制改正にリアルタイムで対応することも現時点では不可能です。

企業が存在する限り、会計や経理関連の仕事も必要とされます。これらの仕事がAIに完全に代替される可能性が低いため、会計知識を有する人材も必要とされ続けるでしょう。

以上の理由から、簿記2級を有する人は「AIに仕事を完全に奪われる」という可能性は低いと考えられます。

簿記2級を活かせる仕事の具体例

続いで、簿記2級を活かせる仕事の具体例を紹介します。

経理職

業界・業種を問わず、経理職では簿記の知識が必須です。経理職では簿記の知識が活かせるというよりは、簿記の知識が前提と考えても良いでしょう。

実際、経理職は「実務経験または簿記2級以上」のような定めがある求人も多くみられます。経理職への就職や転職を目指すのであれば、簿記2級の資格は必須といえます。

会計事務所や税理士法人

会計事務所や税理士法人ではクライアントの記帳代行を行います。記帳業務は簿記のルールに則って行うため、簿記の知識が必要です。

前述した経理職と同じく、会計事務所や税理士法人の求人でも簿記2級が必須要件のケースが多くみられます。会計事務所や税理士法人への転職を目指す人も、簿記2級は取得しておくべきです。

金融機関

銀行や証券会社などの金融機関の仕事でも簿記2級の知識を活かせます。金融機関で簿記2級を活かせる場面の例を紹介します。

・企業の業績の把握や融資判断等を目的とした財務分析
・投資判断における投資先のリスク分析
・M&Aのサポート

金融機関では財務諸表の作成ではなく、財務諸表の分析が必要な場面が多いです。財務諸表に表示された情報を正しく読み解くためにも簿記の知識が必要です。そのため金融機関の仕事でも簿記2級の知識が大いに役立ちます

コンサルティング職

コンサルティングとはクライアントの経営課題の解決や目標達成をサポートする仕事です。

コンサルティング業務では、はじめにクライアント企業の状況を細かく把握する必要があります。現状の課題や強み・弱みなどを把握した上で、今後の方針を決定するためです。

クライアントの財政状態や経営成績を把握するために財務分析も行います。このようにコンサルティング業務でも財務諸表を用いる場面があるため、簿記の知識が必要です。

営業職

営業職でも簿記2級の知識を活かせます。主な理由は以下の3つです。

・「原価率」「利益率」「売上高」「営業利益」などの会計用語を用いる場面が多い
取引先の経営状況に合わせた適切な提案を行うためには財務諸表を読み解くスキルが必要
相手に支払い能力があるか、円滑な取引の見込があるか等を判断するためには財務分析を行う必要がある

営業職の求人では資格要件の定めがないケースも多くみられます。しかし、営業の仕事では財務諸表を用いるべき場面も存在するため、簿記2級は大いに活用できるといえるでしょう。

仕事で簿記2級を活かす|転職活動で押さえるべきポイント

簿記2級が様々な仕事で活かせる資格であることは事実です。しかし、簿記2級をもっていれば必ずしも就職や転職が上手くいくとは限りません。仕事で簿記2級を活かすためには、資格を活かすことができる、自分に合う転職先をえらぶことが大切です。

この章では転職活動で押さえるべきポイントについて詳しく解説します。

自分のしたい仕事を明確にする

最も大切といえるのは自分のしたい仕事を明確にすることです。単に「簿記2級を活かす」だけを目的に転職先を選んでしまうと、入社してから「こんなはずではなかった」と感じるリスクが高いです。

例えば、クライアントのサポートにやりがいを感じる人であれば、コンサルティング職や会計事務所・税理士法人が適しているでしょう。一般企業の経理職を選んでしまうとクライアントとかかわる機会が少なく、やりがいを感じにくいという恐れがあります。

また、簿記の知識を直接活かせる仕事をしたい人には経理職や会計事務所・税理士法人が適しています。金融機関、コンサルティング職、営業職では簿記2級を活かせる場面が限定的であるため、「思っていた仕事と違う」と感じてしまうでしょう。

一口に簿記2級を活かせる仕事といっても、具体的な業務内容は大きく異なります。納得感のある働き方ができるよう、まずは自分がどのような仕事をしたいのかを明確にしましょう。

求められるレベルを確認する

仕事で求められるレベルを確認した上で、自分にとって無理のない求人を選ぶことも大切です。

同じ「簿記2級を活かせる仕事」でも、実際に求められるレベルは職場やポジションによって全く異なります。

例えば、非上場の中小企業であれば簿記2級程度の知識があれば十分な可能性が高いです。一方で、上場企業や大会社の経理部門では簿記1級相当の知識が求められるケースがあります。中小企業でも特殊な会計処理が必要な場合や、経理部長など上のポジションの場合は、高度な会計・経理の知識が求められるでしょう。

会計知識は簿記2級相当で十分でも、ほかにもスキル要件の定めがある求人も存在します。例えばクライアントにグローバル企業が多い会計事務所の場合、語学力が求められる可能性が高いでしょう。会計の知識が十分でも語学が苦手な人は、このような会計事務所の求人は不向きと考えられます。

反対に、簿記3級程度の知識で十分な求人も存在します。簿記2級の知識を活かしたいと考える人には物足りなさがあるかもしれません。

このように、自分のレベルに合わない仕事では充実した働き方ができない恐れがあります。したがって、求められるレベル感や簿記の知識以外に必要なスキルなどの確認も必須です。

簿記2級以外のアピールポイントも用意する

スムーズな転職活動を実現させるためには、簿記2級以外のアピールポイントも用意するべきといえます。

簿記2級は仕事で活かせる場面が多く、転職市場で高評価につながるのは事実です。しかし「簿記2級があるだけで転職活動が上手くいく」というわけではありません。特に経理や会計事務所・税理士法人などの求人では、簿記2級は必須要件でアピールにはつながらないと考えた方が良いでしょう。

志望動機や意欲をブラッシュアップする、仕事に活かせる実務経験をアピールする等、簿記以外のアピールポイントも用意する必要があります。

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簿記2級を活かせる仕事‐まとめ

簿記2級は様々な仕事で活かせる資格です。経理職や会計業界だけでなく、金融機関、コンサルティング職、営業職など、幅広い職種で活用できます。

一口に簿記2級を活かせる仕事といっても、具体的な仕事内容は求人によって大きく異なります。同じ職種でも求められるレベルは様々であるため、自分に合う求人を選ぶことが大切です。

また「簿記2級があれば転職活動が成功する」とは限りません。簿記2級以外にも、転職市場での高評価につながるアピールポイントを用意するべきといえます。

簿記2級を仕事で活かすためには、転職活動に向けて十分な準備をした上で、自分に合う求人を選ぶことが大切です。

執筆 ・ 監修

加藤慧大

株式会社ミツカルプロフェッショナル 代表取締役社長

株式会社ミツカルプロフェッショナル代表取締役社長。 税理士・社労士事務所に特化した人材紹介およびコンサルティング事業を展開。月間2,000名以上の税務・労務担当者の登録、年間300件以上の事務所人事相談の実績を持り、年200%以上の成長を継続中。